紅茶の中の紅茶、マカイバリ紅茶を生産するマカイバリ茶園は、1859年にインド西ベンガル州ダージリンに創立された、 ダージリン地方で最も長い歴史を持つ茶園です。30年以上にわたり化学肥料を一切使わず、自然との調和を理念に、シュタイナーのバイオダイナミック農法による茶栽培を行っています。
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マカイバリ茶園でバイオダイナミック農法を実践した4代目茶園主S.K.バナジー氏 |
前代(バナジー氏の父)まで農薬と化学肥料を使って行われていた茶栽培を、R・シュタイナーのバイオダイナミック農法に切り替えた現在のマカイバリ茶園の当主。バイオダイナミック農法の提唱する自然との調和を実践するため、オーナー自らが茶園に住み、労働者達と共に生活しています。
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700haあるマカイバリ茶園の3分の2は原生林として残されています。 |
所有する茶園面積700haの全てで茶栽培を行うのではなく、2/3は原生林として残しています。そのため、マカイバリ茶園にはトラ、ヒョウ、シカ、ヤギ、ウサギ、そして紅茶の神様といわれるティー・ディバまで、無数の動物が野生のまま生息しています。なかでも野鳥はなんと300種類。まさに自然の楽園なのです。
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大切に育てられた茶葉は、ていねいに手摘みされます。 |
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一芯ニ葉 |
新芽とその下の2枚の葉を一芯ニ葉と呼びます。 |
テイスティング |
茶園主自ら茶葉を評価します。 |
テイスティングカップ |
茶葉の状態、抽出の状態などを見極めます。 |
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ビレッジ |
労働者は茶園に住み、ビレッジを形成します。茶園、原生林、茶園に住む動物や鳥・昆虫・微生物そして人間が調和した世界。これこそがマカイバリワールドの目指す世界です。 |
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マカイバリワールドの子供たち |
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バイオガス |
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マカイバリ茶園の燃料ガスは牛のフンから作られるメタンガスでまかなわれています。 |