植林された人工林は放っておくと木が密集し、丈夫な木が育ちません。そこで、丈夫な木を育てるために密集した林の一部を間伐(間引き)する必要があります。間伐など人の手を入れなければ木の枝が伸び放題となり、陽が射さなくなるため下草が生えず病害虫に弱くなり、また、密集することで一本一本の木が弱くなります。そのため、土をつかむ根が細り、雨が降るたびに剥き出しの地面が削られます。こうして、倒木、土砂崩れ、洪水などの災害も生じやすくなります。やがては山林全体も崩壊し、山や川の生態系も破壊します。 |
間伐や山の手入れを行うためには当然のことながら費用が必要です。しかしながら、安い外国産の木材に押され、日本では国産の木材や間伐材に需要がなく、間伐などを行う費用が捻出できません。日本の木材の純輸入量は世界一で、木材自給率は20%以下(純輸入量=輸入量-輸出量)です。 |
日本は自国の木材は余っているにもかかわらず、安い外国産木材を大量に輸入しています。日本の木材の輸入元の一つであるオーストラリアでは、森林伐採のため天然林が破壊されコアラを含め約180種類の貴重な野生生物が絶滅の危機にさらされています。このため、オーストラリアの国民は自国のオーストラリア政府に抗議を行うだけでなく、日本の企業や政治家に対しても申し入れを行っています。日本は自国の木材を最大限利用した上で、木材の輸入を検討するべきだと考えます。日本の森林環境対策は世界の森林環境改善の鍵を握ります。 *オーストラリアでは1日あたりサッカー場約250〜300個分の森林が伐採されています。 |
国内の全森林の約半分が人工林であるにもかかわらず、木材の純輸入量は世界一です。そのため、木材自給率は20%以下となっています。 |
・木材資源の供給 |
森林は人間に木材を供給し、人間の生活を豊かにします。 |
・酸素を供給し、二酸化炭素を固定化します |
森林は木材の供給源だけでなく、光合成により二酸化炭素を吸収し酸素を供給します。つまり、森林は酸素供給と同時に、現在問題となっている二酸化炭素を固定化することが出来ます。 |
・保水 |
森林の木が根を張ることで、雨水が土中に吸収されるため、雨水を山中や地下に溜め込むことが出来ます。ためられた水は人口のダムとは違い、土中できれいに濾過されます。また、土中で栄養分も含むため、海や川に流れる時に水中の生物の栄養源となり、生き物が豊かになります。 |
・浄水・水の富栄養化 |
山に木がなければ雨水は土中に吸収されずに川に流れてしまいます。森林によって雨水は土中に吸収され、吸収された雨水は土中で浄化され、また、土中の栄養分をたっぷり含みます。森林は川や海にきれいで栄養価の高い水を供給するために必要です。 |
・野生動物の生息地 |
森林は野生動物の生息地です。森林の伐採により、パンダ、コアラ、象、など人気の動物も含め、数多くの野生動物が絶滅の危機に瀕しています。 |
・食物資源として |
木の実、山菜、きのこ、花の蜜(ハチミツ)など食卓を豊かにする食材を提供します。 |
・休息地として |
余暇を過ごす休息地として、人々の憩いの場となります。 |
間伐材封筒 |
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有限会社TAKEI